2018年 08月 08日
寿島works |
『無音』の緊張感と密度を際立たせるために、必要最小限の音像を配置し、
ドラマカーブと演者のエネルギーをボトムアップ(増幅)させ、
舞台が生み出す感動の爆発力を高めるのが、音響家 寿島宅弥の仕事です。
寿島の耳に鳴り続ける『無音』は、雪に閉ざされた生地「津軽」の夜更け。
寿島の耳に鳴り続ける『無音』は、雪に閉ざされた生地「津軽」の夜更け。
荒れ狂う吹雪がシンと収まり、雲間から月が現れ、白銀の世界を煌々と照らし出す。
動くものの気配は無いが、空間に充満する水蒸気が気体と液体の狭間にキッと静止する。
それらは木々からの落雪や遠雷の響き一つで一挙に動き出す(かもしれない)。
その響きを待つ、静の中に動を内包した無限の緊張感が渦巻く時空間、
それが寿島の『無音』です。
<活動履歴更新@2017年9月3日>
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by tiptopstudio
| 2018-08-08 23:31
| 寿島works